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David Abreu, Kenzo Estate viticulturist, holds a glass of wine

カリフォルニア州セントヘレナの牧場の三代目であるデビッド・エイブリューは、カリフォルニア大学デイビス校の葡萄栽培・醸造学科を卒業後、1980年「エイブリュー・ヴィニヤード・マネジメント」を設立。「イングルノック・ワイナリー」の葡萄畑を監督する一方、しばしばフランスのボルドーへ出かけ、フランスのワイン作りと葡萄栽培の技術を学んできました。ワイナリーがエイブリューの才能を認め、葡萄畑の植え付けと管理のため彼を雇うようになるにつれ、エイブリューの名声は広まっていきます。1990年後半には、「スクリーミング・イーグル」、「スタグリンファミリー・ヴィニヤード」、「コルギン・セラーズ」、「ハーラン・エステイト」、「ブライアントファミリー・ヴィニヤーズ」、「アローホ・エステイトワインズ」、「グレイスファミリー・ヴィニヤーズ」等のぶどう栽培を手掛け、ナパ・ヴァレーで最も秀でた葡萄栽培家のひとりと見なされるようになります。 

デビッドがケンゾーエステイトのチームに加わったのは2002年。それは、彼がそれまで管理してきたナパ・ヴァレー北側の葡萄畑、かなり暖かい場所にある葡萄畑からの、かなり大きな逸脱と言えるでしょう。デビッドは、ケンゾーエステイトの標高と、サンパブロ湾に近いこの土地に秘められた可能性を見て、この土地が、ナパ・ヴァレーのなかでも桁はすれの品質と洗練されたスタイルをの葡萄を生み出すと確信したのです。デビッドの緻密を極めた栽培方法と、先を見通す力は、毎年最高品質の葡萄が収獲されるケンゾーエステイトが葡萄畑が証明しています。